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仮面後宮 女東宮の誕生

集英社オレンジ文庫 ま1−4
松田志乃ぶ/著
著作者
松田志乃ぶ/著
メーカー名/出版社名
集英社
出版年月
2023年1月
ISBNコード
978-4-08-680488-2
(4-08-680488-3)
頁数・縦
366P 15cm
分類
文庫/日本文学 /オレンジ文庫
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価格¥820

出版社の商品紹介

出版社からのコメント

平安末期。葡萄(えび)病(や)みという謎の疫病が猛威をふるう京の都。多数の庶民が命を落とす中、宮廷でもまた、東宮(皇太子)三人が立て続けに死亡するという前代未聞の事態が起こり、貴族たちは恐怖と混乱に陥っていた。そこへ、大斎院(だいさいいん)と呼ばれ、強力な予言力をもつ賀茂の老巫女から神託が届けられる。大斎院いわく、このたびの疫病の災いは皇族の男子に集中している、そこで次の東宮には一時、皇女を立てるべきである、女東宮がしばらく皇太子の座を守れば、神仏の加護により、皇族男子の死は必ずや止まるであろう──とのことだった。帝の兄であり、実質的にこの国を支配している上皇、八雲の院はこの神託を受け入れることを決定し、ただちに女東宮の候補となる数人の皇女たちが選び出される。都から離れた宇治の地で、両親を亡くし、双子の弟である映(はゆる)の宮と、妹の貴(あて)の宮とともに人々から忘れ去られた寂しい暮らしをしていた十六歳の火の宮も、そのうちの一人だった。女東宮候補となった火の宮を待つ、試練とは―――。

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